昨日の記事で、
管理会社の費用を比較するときに、
仲介手数料の差額分を入居何ヶ月で回収できるか
計算しました。
そのときに、実際のところ
アパートの平均入居期間は何ヶ月なのか
具体的に調査した結果を見つけたので、
紹介します。
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会が、
賃貸住宅市場の景況感調査結果を
短観として報告しています。
調査は、上記法人の会員である
賃貸住宅管理会社に、
アンケートで行っています。
また、半期に一度報告されているので、
過去と比較してみるのも
面白そうです。
さて、入居期間ですが。
(以下は2014年度下期首都圏の数値です。)
学生の89%、
学生を除く単身者の71%が、
入居期間2~4年となっています。
つまり単身者向けの物件の場合、
2度目の更新はあまり考えられず、
4年程度で入居者はほぼ入れ替わると
考えた方が良さそうです。
退去が起きると、
清掃、リフォーム、
次の客付けのための仲介手数料等の
出費が発生し、
多くの場合家賃も下がります。
そのため、オーナーとしては
できるだけ長く入居してほしいと
考えていますが、
やはり単身者向けの場合には、
長期入居は難しいことが
数値で裏付けられています。
なお、ファミリーでの入居の場合には、
入居期間4~6年が65%です。
ファミリー物件は
入居期間が長いと言われていますが、
これも事実のようです。
ちなみに、入居期間が長いという結果が
如実に出ているのが、
高齢者になります。
なんと60%が6年以上入居されています。
先ほど記載した通り、
オーナーとしては長期入居は歓迎なのですが、
高齢者の場合には
一般的に孤独死等のリスクが
高まると想定されることから、
なかなかに悩ましいところです。
ただ、これからますます
高齢化社会が進んでいくことを考えると、
そこに需要や新たなサービスの種も
あるのかもしれません。
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